タクシーの運転とアプリ開発:アナログな「動」とデジタルな「静」のいい関係

こんにちは、イベカレ運営ドライバーです。
現役のタクシードライバーとして毎日福岡の街を走りながら、家に帰るとPCを開いてアプリの開発をする。
この「運転手」と「個人開発者」という二足の草鞋を履き始めてからしばらく経ちますが、最近、この全く異なる2つの作業のバランスが、意外と自分の精神的な健康にすごく良い影響を与えているなと感じています。
今回は、そんな「頭の切り替え」について、のほほんと語ってみたいと思います。
乗務中の8時間は、究極の「デジタルデトックス」
タクシーの乗務中は、当たり前ですがPCを開くことはできませんし、スマホをいじることもほぼありません。
目の前の道路の状況に神経を集中し、バックミラーでお客様の様子を確認し、安全に目的地へお送りする。五感をフルに使って、福岡の街という「物理的な3次元空間」をリアルタイムで動き回る時間です。
情報過多なこの時代において、実はこの乗務中の時間は、私にとって究極の「デジタルデトックス(画面を見ない時間)」になっています。
ただ、面白いのは、運転に集中しながらも、脳の片隅では、アプリ開発のことが勝手に処理されていることです。
「あのカレンダーの表示バグ、どう直したらスマートかな」 「売上管理の表示、もっと見やすくできないかな」
信号待ちのふとした瞬間や、その日最後のお客様を降ろした後の回送中に、ふっと良いアイデアが頭に浮かんでくることがよくあります。画面を睨みつけて悩んでいるときよりも、車を走らせて外の景色を見ているときの方が、脳がのびのびとクリエイティブな解決策を見つけてくれるようです。
帰宅後の数時間は、静寂な「デジタル没入」
そして家に帰り、お風呂に入って一息ついたら、今度はPCを開いて「開発者」の頭に切り替えます。
昼間の「常に動き回るアナログな時間(動)」から、一転して「PCの前でじっと画面を見つめるデジタルな時間(静)」への移行です。
昼間の運転中に脳の裏側で温めていたアイデアを、AIエージェントに「これ、こういう風に実装したいんだけど」と伝えて、コードに落とし込んでいく。この没入する時間は、一種の瞑想に近いものがあります。
もし私が、1日中オフィスでPCに向かってコードを書く仕事(専業エンジニア)だったら、おそらく脳が煮詰まって、すぐにパンクしていたと思います。
逆に、毎日ただタクシーを運転するだけだったら、頭の中のクリエイティブな部分を持て余していたかもしれません。
「物理的に体を動かして人と接する乗務」と、「画面の中でロジックを組み立てる開発」。 このアナログとデジタルの往復が、互いの脳の疲れを打ち消し合って、ちょうどいいバランスを保ってくれています。
人間、一つのことばかりやっていると視野が狭くなりがちですが、全く違うジャンルの引き出しを2つ持っておくことは、思った以上に生活にハリを与えてくれます。
明日もまた、昼間は福岡の街の風を感じながら走り、夜はデジタルなカレンダーの調整をします。
のほほんと、ぼちぼちと、この両輪を回しながら進んでいこうと思います。
それでは、また次回の日記で。お気をつけて!