深夜3時、誰もいない福岡の大通りを流す時間

こんにちは、イベカレ運営ドライバーです。
夕方から乗務をスタートして、天神や博多駅周辺の忙しい波が一段落し、深夜の3時や4時頃になると、福岡の街は一気に静まり返ります。
あれだけ昼間は車と人で溢れかえっていた渡辺通りや昭和通りから、嘘のように人影が消え、走っている車もまばらになる時間帯です。
この「街が寝静まった深夜の時間」を一人で流している瞬間が、私は昔から結構好きだったりします。
今回は、そんな深夜ドライバーならではの、ちょっと静かでエモい時間について書いてみます。
街を独り占めしているような、不思議な解放感
深夜3時、ヘッドライトが照らす無人のアスファルトの上を、すーっと車を滑らせていく。
ビル群のネオンはまだ煌々と輝いているのに、歩道には誰も歩いていない。信号機だけが、誰もいない交差点で規則正しく赤から青へと切り替わっている。
この静寂の中を走っていると、まるで**「深夜の福岡の街を自分一人だけで独り占めしている」**かのような、なんとも言えない不思議な解放感に包まれます。
車内に流れるのは、音量を少し小さめにしたFMラジオの音楽と、深夜番組のパーソナリティの静かな語り声だけ。
時計の針がてっぺんを指す前までの「渋滞イライラ」や「お乗せしたお客様との会話の心地よい緊張感」から完全に解放され、ただただ、静かな夜の空気を切り裂いて走るこの時間は、ドライバーという孤独な職業ならではの「ご褒美」のような時間です。
夜明け前の、凛とした冷たい空気
空車のまま少し長めに走り、気分転換に窓を少しだけ開けると、夜明け前のピンと張り詰めた冷たい空気が車内に入ってきます。
眠気混じりの頭がシャキッと冴え渡り、「さて、そろそろ今日の仕事も終盤だな」と気持ちが切り替わる瞬間でもあります。
タクシーの仕事は、毎日たくさんのお客様をお乗せする「接客業」ですが、同時に、こうして一人の空間で街と対峙する「孤独な作業」でもあります。この動と静のメリハリが、実はこの仕事の隠れた魅力なんじゃないかな、と誰もいない赤信号で停車しながら思ったりします。
東の空がうっすらと白み始めるのを見届けながら、いつも無事故で車庫へ帰るルートを探します。
それでは、また次回の日記で。夜明けの福岡の道を、のほほんとご安全に!